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悩む医師

海外旅行が好きな人に注意を払っていただきたい事項に現地の感染症の問題があります。

昨日、にほんブログ村 マイレージの住人でもあるすけすけのマイル乞食様の麻疹(はしか)やばいよ。医者の本音。 という記事をお読みになられましたか?

Dr.マイラーのすけすけ様の記事は読みごたえのあるものでした。

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麻しん(はしか)蔓延・・・


麻しん(はしか)といえば、日本でも、2001年に年間28.6万人(推計値)の患者が発生したと言われています。感染爆発です。

それまで子どもの病気というイメージもあった麻しん(はしか)ですが、当時は成人に大流行したと記憶にある方もいらっしゃると思います。

近年では、2007~2008年でも1万人を超える患者が発生したと問題となりました。

国もやばいと思って「麻しんゼロ作戦」を展開し、国内の麻しん根絶に身を乗り出しました。

その成果もあって、2015年3月、日本は麻しん(はしか)「排除状態」とWHO(世界保健機関)から認定を受けるまでになりました。

一応、めでたしめでたしなのですが・・・

日本の麻しん(はしか)排除状態は土着株が存在しないこと


WHO(世界保健機関)に麻しん(はしか)排除状態と認定を受けても麻しん(はしか)がなくなったわけではありません。

あくまで、国内に定着したいわゆる土着のウイルスによる感染例が3年間ないことが認められたという意味です。

流行ゼロを実現するためには、輸入感染による流行を防がなければなりません。

麻しん(はしか)の発生動向・・・


すけすけ様の記事を受け、関西での麻しん(はしか)の発生状況を把握してみようと思いました。

麻しん(はしか)については、2008年以降、医療機関で診断されると各地の感染症情報センターにすべて報告されることになりましたので実数を確認できます。

さっそく大阪府感染症情報センターのページを覗いてみましょう!

全数報告【平成28年第34週(H28.8.22~H28.8.28)】を見ると大きな表に疾患名がいくつか列挙されており、最後から2つ目に麻しんの項目があります。

すると2件の報告例があり、2016年の累計では3件の報告例があることが分かります。

麻しんの発生状況

ん?2016年の累計で3件?思ったほど多くない?

というのは素人考えなのかもしれません。

すけすけ様の記事にもありますが、ウイルスの暴露(カップは、暴露を感染のきっかけと理解しています。)から10日ほどの潜伏期を経て発熱で発症するものなので、大阪府の感染症センターの報告例3件は、すでに発症した状態ととらえなければならないからです。

そして、麻しん(はしか)の感染力は強いと言われていますから1週間に2件あったということは、同時期に患者が発生したということ。結構やばい状況といえるのかもしれません。

麻しん(はしか)の予防でできること


麻しんの感染増加は関西に限ったことではないようですが、今、私たちが気をつけなければいけないことは、いたずらに危機感を高めることではありません。

我々は2001年の28.6万人(推計値)の患者発生から排除状態を認められる国になったのです。

麻しん(ワクチン)に感染しないための最も有効な方策はワクチン接種だと言われています。

まずは、あなた自身がワクチン接種を受けているかどうかを確認してください。

現在は2回接種が推奨されていますが、厚労省のページを見ると、定期接種を除いてワクチン接種を受けた方がよい方は、
II-3 ワクチン接種を受けた方が良いのはどのような人ですか?

定期接種の対象年齢の方々(1歳児、小学校入学前1年間の幼児、中学1年生、高校3年生相当年齢の人)は、積極的勧奨の対象ですが、定期接種の時期にない方で、「麻しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない人」は、かかりつけの医師にご相談ください。
平成2年4月2日以降に生まれた方は、定期接種として2回の麻しん含有ワクチンを受けることになりますが、それ以前に生まれた方は、1回のワクチン接種のみの場合が多いと思います。医療従事者や学校関係者・保育福祉関係者など、麻しんに罹るリスクが高い方や麻しんに罹ることで周りへの影響が大きい場合、流行国に渡航するような場合は、2回目の予防接種についてかかりつけの医師にご相談ください。
とされています。

デジャブ!?


マイレージブログでワクチン接種の推奨記事を書いてしまいましたが、カップは別に医療関係の仕事をしているわけではありません。アドバイスは専門機関に受けてくださいね。

ところで、感染法の報告例が増えているからワクチン接種をという流れはどこかで経験したような気がしていましたが思い出しました。

風しんです。

麻しんとちょっと似た名前ですが別物です。

でも、風しんについては、2012年の感染増加時に国もかなり本腰を入れてワクチン接種を推奨していました。

国立感染症研究所にも風しんQ&A(2012年改訂)というページがありますが、風しんで一番恐ろしいことは、将来生まれてくる赤ちゃんを先天性風しん症候群から守ることです。

多くの自治体でワクチン接種にかかる費用の助成があったと記憶しています。

麻しんについても今後報告例が増加すると同じような議論が起きるかもしれませんね。

ワクチン接種が1回の人と2回の人


ところで麻しんのワクチン接種は2回を推奨されていますが、どうしてワクチン接種が1回の人と2回の人にわかれるのかご存知でしょうか。

簡単に言えば、国の方針が変わるからです。

「ずいぶんいい加減だな・・・」と思われるかもしれませんが、科学の発展によって取るべき施策が変わるのは当然です。

例えば、1989年 からMMR(麻しん、おたふく、風しん)ワクチン接種が始まりましたが、おたふくワクチンによる髄膜炎の副反応のため1993年に中止となったことがあり、ワクチン接種率も低下しました。

あとは、方針を変えたときの手当を世代ごとに考えなければなりません。

具体的には現在、30代以下の若年層は、定期接種(全員が受けるべきワクチン)は1回だったということです

2回接種を推奨するなら、あと1回接種する機会をつくるべきかもしれませんが、予算の問題もあり、すぐに全員無料接種とはいきませんね・・・。

とりあえず以下の方は、ご自身を守るためにも予防接種を専門家に相談してみるのは一つの方法です。


  • 予防接種歴や麻しん罹患歴が明らかでない方

  • 麻しん流行地域(フィリピン等)へ海外渡航される方


終わりに


最後にもう一度繰り返しますが、カップは医療関係の専門家ではありません。上記記事は個人的な考えです。ご了承ください。

あと、すけすけ様の記事で
世の中の多くの医師が麻疹を実際に診察したことがありません。つまり、麻疹かもと疑い、診察することは困難なのが現実です。
というくだりがとても印象に残りました。

2012年に風しんが大流行した時期に、とある医師と話をする機会がありましたが、若い医師にとっては非常に勉強になるという趣旨の発言をされていました。

裏読みする癖のあるカップですので、医師の資格がある人でも実際に診察したことのない人もたくさんいるんだなと思いながら聞いていました。

今回も医師であるすけすけ様が
この時点では風邪と診断されてしまう症状なのが怖いところ
と述べているのが気にかかります・・・。

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